北岡大使、デジタル最先進国エストニアが構築した「eヘルス」システムの教育・研究センターを訪問

令和3年6月1日
ロス教授(右)、メツァリック氏(左)との意見交換
6月1日、北岡大使は、エストニア最大の「eヘルス」システムの教育・開発センターである「タリン工科大学、e医療ラボ(MedLab)」を訪問。
所長のペーター・ロス教授および「eヘルス」の専門家で、エストニアのデータ交換のための基盤となっている「Xロード」の対フィンランド輸出にも携わったヤネク・メツァリック氏より、ラボの活動や、エストニアの「eヘルス」システムの戦略に関するブリーフを受けるとともに、日本の医療システムの今後につき話し合いました。
大使館からは、竹中専門調査員が同行。

ロス所長よりは、すでに日本との間でも二国間のみならず、第三国を対象にした協力が行われている、との紹介あり。
その後、全国民に付与される「デジタルID」がなくても「eヘルス」システムは導入可能か、そしてこれまでにエストニアで行われた「eヘルス」システム普及に至る試行錯誤、他国のシステムとの比較など、幅広い分野で活発に議論が行われました。

今回の「e医療ラボ」への訪問は、5月28日のTEHIK訪問に引き続き、大使、そして医者でもある竹中専門調査員にとって大変興味深く、日本の医療の今後を考える上で参考になりました。
コロナ禍で訪問を許可して下さったロス所長とメツァリック氏に心より感謝です!