北岡大使、「エストニアeガバナンス・アカデミー」を訪問
令和2年11月17日


11月17日、北岡大使は首都タリンにある「エストニアeガバナンス・アカデミー」を、大使館で経済を担当する重成書記官と竹中専門調査員を伴って訪問。
2002年、非営利組織として設立されたこのアカデミーは、各国からの代表団受け入れ、訓練コースの開催、コンサルタント、国際会議開催などを通じて、デジタル先進国エストニアの経験を惜しげもなく公開しつつ、世界各国でデジタル化を促進することを目的としています。
これまでに日本からも森まさこ前法務大臣や三輪昭尚(あきひさ)政府CIOなど多くの方々が来訪し、eガバナンスに関する貴重なブリーフを受けています。
大使がアカデミーに到着し、会議室に通されて着席すると、いったん閉じたドアが開いて入室して来たのは何とロボット!
その顔はディスプレイになっており、アカデミーの事務局長で、執行役会会長を務めるハンネス・アストク氏の端正な顔が写っている。
実は同氏はこの日タルトゥにおられたのですが、分身のロボットとして登場し、大使に挨拶したのです。
これなら距離も、ついでにコロナ禍も問題にならない!
ロボットのアストク氏からは、日本の三菱UFJ リサーチ&コンサルティング社との間でジョイント・ベンチャー契約が結ばれる、との嬉しいニュースが発表されました。
引き続き会議室では、アカデミーで電子政府技術部長、さらに執行役会委員も務めるアルヴォ・オット博士によるアカデミーの紹介や、エストニアがデジタル化に成功した歴史や理由に関する詳細なブリーフがありました。
北岡大使は、これまでのアカデミーによる日本からの訪問客に対する暖かいおもてなしに深甚な謝意を表明。
オット博士からは大使に、来年5月18日から20日にかけてタリンで開催が予定されている第7回目の「eガバナンス会議」への招待があり、大使は「喜んで参加させて頂く!」と返答。
会談は和やかな雰囲気で終了しました。