北岡大使、酒井参事官とともにエストニアの出版社「Varrak」訪問

2021/8/31
マイデ理事兼オーナー、カエル編集長とともに
8月31日、北岡大使は、酒井参事官(次席)とともに、首都タリンにあるエストニアの出版社「Varrak」を訪問。
編集長のクリスタ・カエル女史、そしてオーナーで理事も務めるピッレ・マイデ女史と懇談しました。
「Varrak」はエストニア最大の出版社の一つで、日本人作家の作品のエストニア語訳の出版で有名です。
古典の芥川龍之介に始まり、三島由紀夫、村上春樹、小川洋子、そして吉本ばななに至るまで幅広い分野での日本文学を翻訳、出版しており、日本をエストニアに紹介する上で大変重要な役割を果たして来ました!
カエル女史は、毎年5月末にエストニアで開催される書籍の国際フェスティバル「HeadRead Literary Festival」の創設者でもあり、さらにハリーポッター・シリーズのエストニア語訳でも有名です。
同女史は、独立回復後間もないエストニアに大江健三郎氏が訪問したこと、しかしそれ以降は日本の有名な作家の訪問がないことなどを語り、大使と酒井参事官は、将来同女史の創設したフェスティバルへの日本人作家の訪問が実現することを期待する、と述べました。
大使は「Varrak」の出版活動を称賛し、人口僅か130万人のエストニアで、ここまでエストニア語の出版が盛んな理由をたずね、カエル女史は「エストニアでは言語と文学が宗教、そして作家は預言者にあたる」と述べました。
700年の長きにわたる大国の支配、そして半世紀にわたるソ連の併合という厳しい歴史の中で、いっときたりともその伝統、文化、そして言語を失わなかったエストニア。
大使には、その秘密が明らかになって来ました!
訪問は記念撮影により、和やかな雰囲気で終了。
コロナ禍で大使と酒井参事官を暖かく迎えて下さった、カエル女史とマイデ女史に心より感謝です!