北岡大使、南部エストニアの中心都市タルトゥに9度目の公式訪問 (その2: タルトゥ救急車センター)

令和3年8月23日
レインハルト理事長、サルヴITマネージャーとともに
8月23日、北岡大使は、南部エストニアの中心都市タルトゥに、9度目の公式訪問を行いました。
大使館よりは、医師でもある竹中専門調査員が同行。 

早朝首都タリンを出発した大使は、タルトゥ大学ゲノムセンターを訪問後、午後にタルトゥ救急車センターを訪問。
センター理事長のヴェロニカ・レインハルト女史と、ITマネージャーのトーマス・サルヴ氏の出迎えを受けました。

訪問はレインハルト女史とサルヴ氏による、パワーポイントのプレゼンテーションで開始。
大使は既に首都タリンにある北エストニア病院の救急車センターを訪問していますので、今回はタリンに続く第二の都市であるタルトゥのセンターも訪問して両者の比較が可能になりました。
北エストニア病院の救急車センターが使用している「e救急車(e-Ambulance)」と同じシステムが稼働しており、iPadを使用しつつ、患者の病状や病院との距離を考慮して搬送先の病院を素早く特定。
特定された病院は、患者の過去から現在に至る医療データが格納された「救急車カード(ambulance card)」を基に最適な医療が開始することになります。
その後大使は、レインハルト女史の案内でセンター内を視察しました。
レインハルト女史は、エストニア救急車協会の副会長も務めておられ、さらに過去10年間、エストニア国防大学に籍を置きつつアフガニスタンで医療に携わった、緊急医療のベテランです。
大使と竹中専門調査員にとって今回の訪問は、デジタルを縦横に活用し、効率性をとことん追求し続けるエストニアらしいシステムが、南部エストニアでも機能している様を確認出来て大変貴重な経験となりました!

コロナ禍で、大使を快く迎えて下さったレインハルト女史とサルヴ氏に心より感謝です!