北岡大使、顧客管理ソフトで全世界にビジネスを展開するエストニアの企業「パイプドライブ」社を訪問

令和3年3月23日
3月23日、北岡大使は、顧客管理ソフト(CRM。Customer Relationship Management)で日本を含む世界179か国に、10万人近い顧客を有しつつビジネスを展開するエストニアの代表的企業「パイプドライブ」社を訪問しました。
大使館で経済を担当する重成書記官と、竹中専門調査員が同行。

まず一行は同社のブランディング専門家、ヘリス・ハマルサル女史の出迎えを受けました。
訪問は、首都タリンにある9階建のオフィスビルの案内からスタート。
ステージ付きのホールあり、サウナあり、そして各階は、音楽、自然、映画、ITなど、それぞれ異なるコンセプトで美しくデザインされており、エストニアらしいオフィスの未来形が感じられます!
その後一行は、アジア・アフリカ本部長のアルホ・アンティラ氏、さらにエンリコ・サーネット氏、ジュゼッペ・ゼノーネ氏、そしてマイエ・リーサ・シルドニク女史から同社の沿革や、同社自慢のソフトの特徴、日本との関係などに関する詳細なブリーフを受けました。
米国でのセールスの経験をもとに、ソ連崩壊後独立を回復した祖国エストニアに戻り、他の4人の仲間と共に「パイプドライブ」社を起業したティモ・レイン氏。
同氏のモットー「あなたは結果をコントルール出来ない。しかし自分の行動をコントロールすることで成果を出すことが出来る」に基づく同社のソフト。
それはマネージャーの目線ではなく、実際に現場でセールスをする人の使い勝手の良さのみを追求して開発されました。
社会や組織で、上下関係による「垂直」でなく、皆が平等に貢献する「水平」が重視されるエストニアらしい発想が感じられ、大使にとって大変印象的でした。
日本市場では、コロナ禍にも拘らず過去5年間で顧客の数が5倍増。
この好調な売れ行きは、大使を喜ばせました!

訪問は、プレゼントの交換と記念撮影により、和やかな雰囲気で終了。
コロナ禍で、大使一行を迎えて下さった「パイプドライブ」社に心より感謝です!