NHK交響楽団、エストニアに来たる!首都タリンでのコンサートは大盛況で終了

令和2年2月22日
   待ちに待ったNHK交響楽団の「ヨーロッパ公演2020」。
   その幕は2月22日、首席指揮者、パーヴォ・ヤルヴィ氏の故郷、エストニア共和国の首都タリンの「エストニア・コンサート・ホール」で切って落とされました!
   N響のエストニアでの初公演ということで、まさに歴史的な瞬間です。
   曲目は武満徹の晩年の傑作「ハウ・スロー・ザ・ウィンド」に始まり、ソル・ガベッタ女史の情感溢れるソロが冴えるシューマンの「チェロ協奏曲イ短調」と続きます。
   休憩を挟んでの後半はブルックナーの最高傑作ともうたわれる「交響曲第7番ホ長調」。
   故郷エストニアへの熱い思いが感じられるようなヤルヴィ氏の情熱的なタクトさばきに、コンサートマスターの「MARO」氏こと篠崎史紀氏以下のN響が精一杯応える演奏は、ホールを揺るがすような迫力に満ち、演奏後は観客総立ちのスタンディング・オベーションとなりました。
   2曲のアンコールの後も嵐のような拍手が鳴り止まず、ヤルヴィ氏が手を振って挨拶することで、ようやくコンサートは幕を閉じました。
   コンサート後の懇親会で北岡大使は「今夜エストニアと日本の友好の橋が、もう一本新たに掛けられた」とヤルヴィ氏とN響を祝福しました。
   「ヨーロッパ公演2020」はこの後、イギリス、フランス、オーストリア、ドイツ、オランダ、ベルギーと続きます。
   ヤルヴィさん、そしてN響の皆様。
   エストニアに来て頂いて本当に有難う!
   全公演の御成功を、在エストニア日本大使館員一同で祈念致します!
 
  
                         首席指揮者とともに                                                          NHK交響楽団の「ヨーロッパ公演2020」