北岡大使、サーレマー島に2度目の公式訪問 (その1: クレッサーレ病院訪問)

令和3年7月26日
クレッサーレ病院にて
クレッサーレ・ヘルス・センターにて
7月26日から27日にかけて、北岡大使は昨年3月に引き続き、エストニア最大の島であるサーレマーに2度目の公式訪問を行いました。
大使館よりは、医師でもある竹中専門調査員が同行。 

初日の早朝、首都タリンを出発した大使は、まずフェリーでムフ島に渡り、さらに陸路で隣接するサーレマー島に到着。
島の首都、クレッサーレにある中央病院を訪れました。
大使は昨年の初訪問時にもこの病院を訪れていますが、今回は医師の竹中専門調査員の助けを借りて、エストニア人の健康に関する情報システム(EHIS)などについてより深く学ぶのが最大の目的です。
大使は、昨年同様、大の親日家の院長であるエドワード・ラーネ先生の心づくしのエストニアと日本の国旗掲揚や博多人形の展示、そしてサーレマーの珍味による歓待を受けました!
ブリーフィングには、理事会メンバーのマルト・コッリ氏、そして昨年大使がサーレマー島に初訪問した際に自治体議会の議長を務めておられ、現在国会議員となったティーウ・アロ女史が同席。
大使は、アロ女史が国会議員になられたことを心より祝福しました!
竹中専門調査員の活発な質問に、ラーネ先生、コッリ氏、そしてアロ女史が丁寧に答えて下さる中で、エストニアのヘルス・システムや、島での医療の課題などが次々と明らかになって行きます。
その後、サーレマー島の中央病院らしく広大な病棟やヘリパッドなどの視察が行われました。

引き続きラーネ先生の案内で、クレッサーレ・ヘルス・センターに移動。
センター長のマリ・ソーツ医師、そしてクリステン・レインマン医師による、エストニアの医療におけるホーム・ドクターの役割や、患者との関係などに関する詳細なブリーフがありました。

最後に、再びラーネ先生の案内で高齢者や障害者が暮らすサーレマー・ケア・センターを訪問。
センター長のヘリ・カエル女史の案内で、センター内の視察が行われました。
障害者の父親である大使にとっては、エストニアの施設がどのように障害者と向き合っているかを目の当たりにすることが出来て、大変有意義な訪問となりました。

半日を費やして案内して下さったラーネ先生、コッリ氏、アロ女史、そしてヘルス・センターとケア・センターで暖かく迎えて下さった皆さんに、心より感謝です!
サーレマー・ケア・センターにて