首都タリンで「着物展」が盛況裡に開会!

令和3年6月10日
茶の湯も披露されました
大使によるスピーチ
6月10日、日本から来訪された著名な着物と帯のデザイナー、時友尚子(ひさこ)女史の作品を展示する「着物展」(KIMONO -The Essence of Japanese Beauty-)の開会式が、首都タリンの旧市街にあるアダムソン・エリック博物館で行われました。
式典には、時友女史のアシスタントの柚木(ゆき)英理子女史、そして茶道家の利重尚美女史も参加し、開会式後には博物館の地下で、利重女史による日本茶のお手前が披露されました。
大使館よりは、北岡大使、そして広報・文化を担当する伊藤書記官と、レーネ・トゥルー女史が出席し、大使はスピーチを行いました。

当日は、改修で生まれ変わったアダムソン・エリック博物館の、新たな開館の日でもあり、多くの訪問者で賑わいました!
式典は、エストニア芸術博物館の館長を務めるシリエ・ヘルメ女史のスピーチで開会。
大使はスピーチで「時友女史の着物と帯は、伝統的な手法で染色されており、自然の美しさを感じさせる。神が宿る場所として自然を愛好し、崇拝までする日本人と共通して、自然に神聖なものを感じるエストニア人には、時友女史の作品は深く理解されるだろう。今回の『着物展』が、日本とエストニアの新たな文化交流の架け橋となることを確信する」と述べました。
「着物展」は、エストニア・日本友好協会の事務局長を務め、日本の素晴らしい友人であるタイミ・パヴェス女史が全面的にサポートし、実現することとなりました。
コロナ禍にも拘らず、日エストニアの友好関係のために来訪して下さった時友女史、利重女史、そして柚木女史に心より感謝です!

「着物展」は、11月21日までアダムソン・エリック博物館で開催されますので、着物や帯に興味のある方は、是非訪れてみて下さい!
時友、柚木両女史との意見交換
美しい着物の展示