北岡大使、「日本文化クラブ・アサシオ」が主催する日本映画祭に参加してスピーチ

2020/10/28
大使によるオープニングスピーチ
ヤッライ会長とともに
10月28日、北岡大使はタルトゥ市に8度目の訪問を行い、NPO「日本文化クラブ・アサシオ」と国際交流基金の協力で開催された日本映画祭の第四夜(最終日)に、大使館で広報・文化を担当する伊藤書記官とともに参加。
オープニングでスピーチを行いました。

「日本文化クラブ・アサシオ」は、カイア・ヤッライ女史の手で2005年に設立されたNPOで、本年2月4日に日本大使公邸で「外務大臣表彰」を受賞しています(詳細は同日付の当館ホームページとFacebookを参照)。

今年はコロナ禍の影響で、日本大使館の支援も難しく、会場となったタルトゥ・エレクトリック・シアターの定員の半数に限って観客を事前予約制で集める、などの困難がありましたが、ヤッライ会長の尽力でそれらを全て乗り越え、計4回の映画上映を無事に終えることが出来ました。

最終日には、数々の受賞に輝く三島有紀子監督の名作「幼な子われらに生まれ」が上映されました。
大使は上映に先立って観客に「これは家族の物語だ。日本では英語の『father in law』のことを『義理の父』という。映画では主人公の信と、その再婚相手の娘、薫との関係、つまり『義理の父』と娘の『義理』に基づく関係が描かれる。日本では人間らしい感情を『人情』といって『義理』と並んで大切にする。そして日本では、両者がともに極めて大切であるために、両者がぶつかり合うと深刻な悲劇が起こる。信と薫が、この悲劇をどう乗り越えるのか。他の国にもありそうな話だが今夜は、このような悲劇を日本スタイルで語る映画を楽しんで頂けたらと思う」と語りました。

ヤッライ会長、コロナ禍での日本映画祭の開催成功、おめでとう!
そして再び日本を紹介してくれたことに、心より感謝です。