北岡大使、NPOオタクが主催するアニメフェスティバルの開会式でスピーチ

2021/10/22
大使によるスピーチ
10月22日、北岡大使はタリン市内にあるアルティス・シネマで開催された「日本アニメおよびライフスタイル映画祭(Japanese Animation and Lifestyle Film Festival, JAFFと略称)」に出席し、開会のスピーチを行いました。
大使館で広報・文化を担当する伊藤書記官が同行。
さらにタリン市の文化局長を務めるレンナルト・スニダ氏が参加。
 
この映画祭は、毎年首都タリンとタルトゥで、旭日双光章を受賞されているアルトゥル・ヴェーベル氏が代表を務めるNPOオタクの主催で、国際交流基金の助成を得つつ開催されて来ました。
第15回目の開催となる本年は、コロナ禍の影響で4回の延期を余儀なくされましたが、ようやくこの日に開催の運びとなったものです。
夜の7時に会場に到着した大使は、ヴェーベル氏と懇談したのち、聴衆に向かってスピーチ。
まず映画祭に加えて、コスプレやカラオケなどの文化イベントを多様に開催しているNPOオタクに関し、「日本は多様性に富んだ国家なので、それを理解するためには、このような多様な取り組みが不可欠だ」としてその活動を高く称賛しました!
さらに大使は、この夜に上映が予定されている映画「ジョゼと虎と魚たち」に触れて、自分が障がい者の親であることを紹介しつつ「この映画は、障がい者と、それを助ける健常者がどのように距離を取るべきかを教えてくれる。助け過ぎてもだめ、しかし助けなければならない。試行錯誤で適切な距離を見付ける過程が、この映画では生き生きと描かれている。そして障がい者が、その行動が制約されているが故に、一層自由に願望や夢を膨らませている様も、生き生きと描かれている。これは障がい者の親としての自分の見方だが、他にも色々な見方が出来る映画に仕上がっている。皆がそれぞれの見方でこの映画を鑑賞しながら、貴重な金曜日の夜を楽しんで頂けることを祈念する」と述べました。
日本が世界に誇るアニメ映画の中の、最高傑作の一つ「ジョゼと虎と魚たち」の上映を前に、スピーチの機会を与えて下さったヴェーベル代表に心より感謝です!