北岡大使、エストニア国民のNATOへの理解を深める「エストニアNATO協会」を訪問
令和3年10月5日


10月5日、北岡大使はエストニア国民のNATOに対する理解を深めることを目的に設立された「エストニアNATO協会」を訪問しました。
首都タリンにある協会の本部に到着した大使は、事務局長のクリスタ・ムレノック女史の出迎えを受け、早速本部の会議室で協会の活動に関するブリーフを受けました。
同女史は過去8年間協会の事務局長を務めたベテランですが、さらに「大西洋条約協会(Atlantic Treaty Association。ATAと略称)」の副会長の要職も兼任しておられます。
この協会は、エストニアが悲願であったNATO加盟を果たす2004年に先立つ2001年に、ロシア系住民を含むエストニア国民のNATOに対する理解を深めることを目的に、イルヴェス前大統領らによって設立されたので、今年が設立20周年となります。
エストニアはロシアと国境を接するが故に、NATOによる欧州防衛の最前線に位置しています。
その歴史を振り返ると、13世紀以来700間、次々と大国の支配を受け続け、苦しい独立戦争の末1920年に独立を達成したのも束の間、1940年にはソ連が占領、そして1991年にようやくその独立が回復されました。
そのようなエストニアにとって、その安全保障は最も重要な課題です。
協会は、絶えず種々のプロジェクトを企画し、ボランティアの人たちと共にエストニアの若者に安全保障の大切さを教育しています。
ムレノック女史は大使に「NATONIA」というカードゲームを贈呈。
これはエストニアの学生が考案したもので、2014年のゲーム・コンペで優勝した作品ですが、遊びながらNATOの重要性が学べるよう工夫されています。
国家の安全は、政治家や軍に任せているだけでは決して確保出来ない。
一般国民の深い理解に支えられてこそ、確保出来る。
大使にとって今回の訪問は、そのような基本的なことを改めて認識する貴重な機会となりました!
コロナ禍で快く大使を迎えて下さったムレノック女史に心より感謝です!
首都タリンにある協会の本部に到着した大使は、事務局長のクリスタ・ムレノック女史の出迎えを受け、早速本部の会議室で協会の活動に関するブリーフを受けました。
同女史は過去8年間協会の事務局長を務めたベテランですが、さらに「大西洋条約協会(Atlantic Treaty Association。ATAと略称)」の副会長の要職も兼任しておられます。
この協会は、エストニアが悲願であったNATO加盟を果たす2004年に先立つ2001年に、ロシア系住民を含むエストニア国民のNATOに対する理解を深めることを目的に、イルヴェス前大統領らによって設立されたので、今年が設立20周年となります。
エストニアはロシアと国境を接するが故に、NATOによる欧州防衛の最前線に位置しています。
その歴史を振り返ると、13世紀以来700間、次々と大国の支配を受け続け、苦しい独立戦争の末1920年に独立を達成したのも束の間、1940年にはソ連が占領、そして1991年にようやくその独立が回復されました。
そのようなエストニアにとって、その安全保障は最も重要な課題です。
協会は、絶えず種々のプロジェクトを企画し、ボランティアの人たちと共にエストニアの若者に安全保障の大切さを教育しています。
ムレノック女史は大使に「NATONIA」というカードゲームを贈呈。
これはエストニアの学生が考案したもので、2014年のゲーム・コンペで優勝した作品ですが、遊びながらNATOの重要性が学べるよう工夫されています。
国家の安全は、政治家や軍に任せているだけでは決して確保出来ない。
一般国民の深い理解に支えられてこそ、確保出来る。
大使にとって今回の訪問は、そのような基本的なことを改めて認識する貴重な機会となりました!
コロナ禍で快く大使を迎えて下さったムレノック女史に心より感謝です!
