エストニア政治・経済月間情報
平成29年1月19日
2016年7月のエストニア月間情勢
ポイント
●7~9日,ロイヴァス首相,カリユランド外相,ハンソ国防相,テラス国防軍司令官,NATO首脳会合に出席(於:ワルシャワ)。バルト三国及びポーランドへの大隊派遣が決定。
●14日,ニーステロ事件でエストニア人2人死亡,4人負傷。
●25日,Daesh(ISIL)メンバーを名乗る男,1週間以内にタリン発ドイツ行きの航空機を爆破する旨タリン空港と保安警察に電話。
本文
1 内政・国内経済
・7日,政府,来年1月からの在ブラジル大使館と在上海領事館の閉鎖を決定。
・7日,VKG社,政府によるオイルシェール関連企業支援策を受け,1月に縮小した生産を9月に拡大し,350人を再雇用する旨発表。
・7日,ビジネスマンのオレグ・オシノフスキー氏(保健労働相の父親),ラトビア鉄道への機関車売却を巡り,同国で贈賄の容疑者に。
・14日,ニーステロ事件でエストニア人2人死亡,4人負傷。
・19~31日,片山春子・ヨコヤマチカコ墨絵展「墨の架け橋」(於:ハープサル)。
・19~31日,展示会「再利用 着物」(於:ハープサル)。エストニア人デザイナーが,大正・昭和時代の着物を現代風に仕立て直して展示。
・25日,Daesh(ISIL)メンバーを名乗る男,1週間以内にタリン発ドイツ行きの航空機を爆破する旨タリン空港と保安警察に電話。
・26日,武田薬品子会社のTakeda Pharma社(薬の梱包),スイスAcino社へ売却へ。
・27日,国有港湾企業の子会社,中古フェリー「レグラ」の調達を発表。10月に民間企業から連絡船事業を引き継ぐが,新造船4隻の完成が間に合わない恐れ。
2 外交・その他対外関係
・4~5日,イルヴェス大統領,アルメンダーレン政治フォーラムに出席(於:スウェーデン)。英国が離脱してもEUは崩壊しない旨発言。
・5日,ドイツ軍山岳猟兵中隊,エストニアに到着。約190人が9月末まで駐留。
・7~9日,ロイヴァス首相,カリユランド外相,ハンソ国防相,テラス国防軍司令官,NATO首脳会合に出席(於:ワルシャワ)。バルト三国及びポーランドへの大隊派遣が決定。
・12日,トーム欧州議員(中央党),他国の欧州議員2人とシリアを訪問し,アサド大統領とテロやEUによる制裁等に関して会談していたことが判明。国内で批判の声。
・15日,ロイヴァス首相,ASEM会合に出席(於:ウランバートル)。欧州・アジア間のIT分野の経済協力に関して発言。
・18日,カリユランド外相,ニース・テロ事件やトルコ・クーデター未遂事件に関するEU外務理事会に出席(於:ブリュッセル)。
3 経済関係統計
・5月輸出:前年同月比+4%の10億ユーロ,輸入:同+11%の12億ユーロ。
・6月消費者物価指数:前年同期比-0.4%。