エストニア政治・経済月間情報

平成28年12月13日

2013年5月のエストニア月間情勢

内政・経済

1.内政

  • 3日,政府,欧州人権裁判所が2007年の兵士銅像移転を巡る騒乱時の警官による暴力を訴えた市民への賠償金支払いを命じた件で,支払いに応じる方針を表明。
  • 14日,国会,プリート・ピカマエ最高裁裁判官を同長官に任命。9月に就任予定。
  • 16日,5月政党支持率(TNS Emor):政党名回答者のうち社民党26%,中央党26%,改革党24%,祖国共和同盟15%。支持政党なし40%。
  • 23日,政府,ロシアとの国境条約案を承認。
  • 25日,改革党,党大会でアンシプ党首(現首相),その他役員を選出。電子投票で不正疑惑との報道。


2. 経済

  • 3日,スウェーデンのEast Capital Explorer社(投資),Starman社(エストニアのケーブルテレビ)株式の51%を取得へ。
  • 3日,欧州委員会経済予測:EUの本年GDP成長率-0.1%,エストニアは+3%。
  • 17日,Transiidikeskus社(コンテナターミナル),ターミナル拡張工事を開始。
  • 17日,ベルギーKatoen Natie社(ロジスティック),ムーガ港で倉庫をオープン。
  • 20日,パルツ経済相とヴァパーヴオリ・フィンランド経済相,地域LNGターミナルの建設地に関して,欧州委に独立した評価を要請することで合意(於:タリン)。
  • 27日,Eesti Energia社(国有電力公社),オイルシェールを原料としたディーゼル燃料事業に関して,他社と共同開発に関する交渉を開始する旨発表。
  • 29日,欧州委,加盟国への経済勧告を公表。エストニアには自動車税等を提案。
  • 29日,OECD,経済成長予測を発表。エストニアは本年+1.5%,来年+3.6%。
  • 30日,欧州委,放送・通信分野を監督するエストニア経済省が同分野で活動する国営企業を所管していることは中立性が保障されていないとして,エストニアを欧州司法裁判所で提訴。


【経済関係統計】

  • 第1四半期GDP(速報値):前年同期比+1%。
  • 4月消費者物価指数:前年同月比+3.1%。
  • 第1四半期失業率:10.2%。
  • 第1四半期平均賃金:900ユーロ(前年同期比+6.3%)。

 

外交・対外関係

1.EU

  • 22~23日,アンシプ首相,欧州理事会会合に出席したほか,シェールオイルを規制するEU指令案に関してバローゾ欧州委員長と協議(於:ブリュッセル)。
  • 23日,パエト外相,閣僚理事会に出席(於:ブリュッセル)。
  • 27日,パエト外相,シリア情勢等に関する閣僚理事会に出席(於:ブリュッセル)。

2.NATO,PKO等

  • 9~25日,軍事演習「Spring Storm」。海外からNATO加盟国5カ国が参加。

3.北欧・バルト三国

  • 13日,バルト・ポーランド議会外務委員会合同会合(於:タリン)。
  • 24日,バルト外相安保政策協議(於:タリン)。
  • 27~29日,イルヴェス大統領,経済相,国防相,中銀総裁らとともにリトアニアを訪問。
  • 30日,アンシプ首相,鉄道等に関するバルト理事会首相会合に出席(於:リガ)。

4. ロシア関係

  • 8日,国境条約に関する第3回外務省間協議(於:モスクワ)。

5. その他対外関係

  • 1~5日,イルヴェス大統領,エストニア元首として初のカナダ訪問。総督と会合。
  • 6~8日,アンシプ首相,タジキスタン訪問。大統領,首相,国会議長と会合。
  • 6~8日,エストニア経済代表団(団長・コトゥカ経済通信省次官補)が訪日。三菱UFJフィナンシャル・グループと投資情報交換に関する協定を締結。
  • 6~9日,パエト外相,ストゥブ・フィンランド欧州・外国貿易相とコロンビア,メキシコを共同訪問。
  • 17日,ホジャイ・コソボ外相,エストニア訪問。パエト外相と会合。
  • 22日,パルツ経済相,第6回アスタナ経済フォーラムに出席(於:カザフスタン)。
  • 24~26日,外交・安保政策に関するレンナルト・メリ会議(於:タリン)。
  • 30日,パエト外相,OECD外相会合に出席(於:パリ)。


その他(一般時事,社会,犯罪等)

  • 1日,台湾人親子,兵器製造に使用可能な機械の北朝鮮への輸出容疑でタリンと米国でそれぞれ逮捕。父親は米国の要請でタリンで逮捕され,引き渡しへ。
  • 2日,メディア自由度ランキング(フリーダムハウス):1位ノルウェー,スウェーデン,13~18位エストニア(前回22~24位)等,最下位北朝鮮,トルクメニスタン。
  • 5日,市民清掃運動(Let's Do It)。全国各地で3万6,000人が参加。
  • 7日,エストニア初の人工衛星ESTCube-1,打ち上げ成功(於:赤道ギニア)。
  • 15日,国連人間開発報告書,発表。2012年インデックスでエストニアは33位。
  • 16日,エストニア国立バレエ「ラ・バヤデール(初演)」で在留邦人が主演を務める(於:タリン)。
  • 20日,日本のピースボート,タリンに寄港。脱原発を訴え。
  • 22日,電気自動車ユーザー調査:回答者の73%が満足と回答。
  • 29~6月2日,アジア音楽祭「オリエント」(於:タリン)。アイヌ人のグループが出演。

 

※ 本ページは、エストニアの政治・経済情勢を中心に各種報道・発表を取りまとめたものですので、記載事項の信憑性まで確認したものではありません。また、在エストニア日本大使館の見解を示すものではなく、特定の団体・個人の利益を代表するものでもありません。