エストニア政治・経済月間情報

平成28年12月14日

2013年4月のエストニア月間情勢

内政・経済

1.内政

  • 5日,サヴィサール中央党党首(現タリン市長),スイスの銀行口座に不正資金所持疑惑との報道。
  • 6日,「民衆会議」,市民300人以上を集めて政治に関する提案を絞り込み。
  • 8日,カリス新会計検査院院長,国会で就任の宣誓。
  • 9日,イルヴェス大統領,「民衆会議」の提案を国会に提出。
  • 11日,セーデル農務相(祖国共和同盟),ロシアとの国境交渉を批判する寄稿。
  • 18日,国会,私立校法改正案を可決。エストニア語以外の使用には政府許可。
  • 18日,政府,警察国境警備庁のヴァヘル北管区局長を同庁長官に任命。
  • 19日,カッラス欧州委員ら改革党の元幹部,90年代に不透明な政治献金を選挙運動に使用して大臣等に就任したとする報道。
  • 19日,4月政党支持率(TNS Emor):政党名回答者のうち社民党27%,改革党25%,中央党24%,祖国共和同盟13%。支持政党なし40%。
  • 23日,国会,マルト・ラール議員を中銀監督役員会会長に任命。6月交代。
  • 25日,ライド議員(祖国共和同盟),ロシアとの国境交渉に関してパエト外相に質問状。

 

2. 経済

  • 2日,イルヴェス大統領,リトアニアのIQ誌でヴィサギナス原発建設を支持する旨発言。
  • 4日,財務省経済予測:本年GDP+3%,消費者物価指数+3.4%。
  • 15日,Nortal社,財務管理情報システムをナイジェリア政府に納入との報道。
  • 18日,国会,ESMによるキプロス支援策を承認。約1,700万ユーロ保証へ。
  • 25日,Transiidikeskus社(コンテナターミナル),ムーガ港ターミナル用地の使用権を得たRail Grant Estonia社を買収。2014年7月ターミナル完成予定。

 

【経済関係統計】

  • 2月輸出:前年同月比-2%の10億ユーロ,輸入:同-3%の11億ユーロ。
  • 3月消費者物価指数:前年同月比+3.5%。
  • 2012年国内港湾取扱貨物:前年比-10%の4,330万トン。
  • 2012年Eesti Raudtee社(国有鉄道インフラ)純益:1,600万ユーロ。

 

外交・対外関係

1.EU

  • 12~14日,リギ財務相,キプロス支援策を承認したユーログループ会合及びEU経済財務相非公式会合に出席(於:ダブリン)。
  • 22日,パエト外相,閣僚理事会会合に出席(於:ブリュッセル)。

2.NATO,PKO等

  • 23日,パエト外相,NATO外相会合に出席(於:ブリュッセル)。
  • 24~25日,NATOサイバー防衛センター(タリン),国際演習Locked Shields を開催

3.北欧・バルト三国

  • 8日,ベルズィンシュ・ラトビア大統領,イルヴェス大統領私邸を非公式訪問。両大統領はサッチャー元首相逝去に関して弔意表明。
  • 10~11日,パルツ経済通信相,年次バルト運輸相会合に出席(於:リガ)。
  • 10日,パエト外相,アイスランド訪問。人権関連会議で演説し,外相と会合。
  • 19日,リンケービッチ・ラトビア外相,エストニア訪問。パエト外相と翻訳賞授与。

4. ロシア関係

  • 5日,アンシプ首相,環境に関する環バルト海諸国評議会首相会合に出席(於:サンクトペテルブルク)。メドヴェージェフ首相と二国間会談を実施。
  • 9~12日,国会外務委,訪露。上下院外務委と国境条約等に関して協議。
  • 17日,ロシア外務省,サンクトペテルブルクのエストニア領事に国外退去命令。
  • 24~25日,タリン・サンクトペテルブルク協力会合(於:タリン)。市長ら来訪。

5. その他対外関係

  • 3~4日,パエト外相,アフガニスタン訪問。Rassoul外相と会合。
  • 9日,エストニア外交官,在ブラジル・ポルトガル大使館で領事業務開始。
  • 11~12日,アンシプ首相,経済代表団とウクライナ訪問。大統領や首相と会合。
  • 15日,エストニア外務省,国際刑事裁判所被害者信託基金に3万ユーロ拠出。
  • 16~17日,アンシプ首相,訪独。EUの競争力に関してメルケル首相と協議。
  • 17日,レインサル国防相,サッチャー元首相の葬儀に出席(於:ロンドン)。
  • 18日,ネチャス・チェコ首相,エストニア訪問。アンシプ首相と経済セミナー出席。
  • 18~20日,イルヴェス大統領,スロバキア訪問。中欧の安保外交会議で演説。
  • 22~25日,ヴァヘル内務相,アフガニスタン訪問。カウンターパートと会合。
  • 25~27日,パエト外相,タイ訪問。首相,外相,観光相,IT相らと会合。
  • 29~30日,カルザイ・アフガニスタン大統領,エストニア初訪問。外相が同行。

 

その他(一般時事,社会,犯罪等)

  • 7日,初の国産人工衛星打ち上げ(於:仏領ギニア)。電気太陽風セイルを実証。
  • 12日、保安警察、2012年年鑑を発表。ロシア情報機関はエストニア住民のスカウトを活発化させる一方、サイバースパイ活動(データベース,メール等)も重視していると記載。
  • 19~28日,Jazzkaarジャズフェスティバル。上原ひろみら出演。
  • 27日,大統領府に爆弾を設置したとの虚偽の通報をした男逮捕。29日,執行猶予判決。
  • 30日,国立博物館新館の定礎式(於:タルトゥ)。イルヴェス大統領夫妻が出席。
  • 30日,エストニア,アフガニスタン派遣部隊の現地人通訳の亡命申請を認めず。

 

※ 本ページは、エストニアの政治・経済情勢を中心に各種報道・発表を取りまとめたものですので、記載事項の信憑性まで確認したものではありません。また、在エストニア日本大使館の見解を示すものではなく、特定の団体・個人の利益を代表するものでもありません。