北岡大使、エストニアのハイテク企業「Dynomax」社を訪問

令和3年2月10日
製造過程の視察
オフィスでのブリーフィング
2月10日、北岡大使は、首都タリンの郊外にあるエストニアのハイテク企業「Dynomax」社を訪問しました。
大使館で経済を担当する重成書記官と、竹中専門調査員が同行。
今回の訪問も、いつも日エストニア友好関係をサポートして下さるエストニアのNPO「MTÜ外交関係プロジェクト」の会長を務めるヘレン・ウース女史の招待で実現しました。
「Dynomax」社は、自動車の馬力や燃費を測定する装置を製造しています。
それは、まず価格を従来型の製品の半分程度に収め、さらに測定結果が全てワイアレスで伝達され、それをPCやパッド、さらにスマホでもチェック出来るというスグレモノです。
これまでは、測定のたびごとに必要だった、ケーブルの設置が一切不要。
効率性やデジタルをとことん重視するエストニアらしい発想が詰まった製品は、大使を喜ばせました。
さらにその製造で、日本のDGM森精機の工作機械が使われている点も、大使にとっては喜びとなりました。
訪問は、まず工場での実際の製造過程の視察から始まって、オフィスでのブリーフィングと続きます。
創業者でCEOのマクシム・ゾロタリョフ氏は優れた技術者でありながら、レーシング・ドライバーとしても記録を保持するほどの腕前で、二つのキャリアが重なって、画期的な製品が生み出されることになりました。
販売部長のリンダ・アンスタル女史は、何と奥方で、達者な英語で御主人の会社の概要をブリーフして下さいました。
同社の製品は既にヨーロッパや米国そしてアジアにも輸出されていますが、未だに日本市場には参入していないということなので、大使は「御社の製品は、日本に輸出出来るポテンシャルが十分にあると思う」と述べて、関連情報提供を約するとともに、同社の日本進出を祈念しました。
最後に大使より、いつも日エストニア友好関係のために有益なアレンジをして下さるウース女史に、改めて感謝です!
視察に対応いただいた皆さんと