北岡大使、タリン大学日本専攻ユニットに対して館長表彰を授与

令和3年9月16日
記念写真
記念写真 大使によるスピーチ
9月16日、北岡大使は公邸で、タリン大学日本専攻ユニットに対して館長表彰を授与しました。
このユニットは、1989年にタリン大学で発足した日本語・日本文化コースに端を発しており、旭日重光章を受賞されたレイン・ラウド教授が中心となって発展。
現在エストニアでは、日本研究分野で博士号を取得出来る唯一の学科となっています。
館長表彰式には、ラウド教授に加えて、同学科で初の博士号を取得され、現在タリン大学で日本研究の講師を勤めておられるアラリ・アッリク博士、同じく同大学日本研究講師のマレト・ヌッケ博士、そして同大学で日本語を教授する正木亜希子女史とマルギット・ユーリカス女史が出席。
大使館よりは、酒井参事官(次席)と広報・文化を担当する伊藤書記官が出席。

式典では、冒頭大使が日本専攻ユニットの功績を称えるとともに、将来的に外務大臣表彰も授与出来るように努力したい旨述べて表彰状を朗読したのち、専攻ユニットを代表して、アッリク博士に授与しました。
引き続きアッリク博士からは御礼の言葉とともに、1991年にエストニアが独立を回復した当時、教科書も辞書もない中で、ラウド教授とともに日本研究を行った貴重な思い出を語って下さいました!
その後一同はダイニング・ホールに移動して、換気された部屋で、各人が距離を取りつつ着席。
大使の公式料理人、荒井孝明氏(令和3年度外務大臣表彰(優秀公邸料理長)受賞)が調理した日本食を楽しみながら、日本研究の現状や、エストニアと日本の関係などを巡り懇談しました。
今回の表彰式は、エストニアにおける日本研究のルーツを知ることが出来て、大使にとって大変貴重な機会となりました!
コロナ禍で招待を受けて下さったラウド教授以下の日本専攻ユニットの皆さんに、心より感謝です!
表彰状の授与
アッリク博士による謝辞