北岡大使、サーレマー島に2度目の公式訪問 (その4: バルティック・ワークボーツ社訪問)

令和3年7月27日
ラウリ・ベトレム氏およびエリク・アレクセイエフ氏とともに
7月26日から27日にかけて、北岡大使は昨年3月に引き続き、エストニア最大の島であるサーレマーに2度目の公式訪問を行いました。
大使館よりは、医師でもある竹中専門調査員が同行。 

滞在二日目となる27日の午後には、エストニア最大の造船会社で、世界30か国に船舶を輸出するバルティック・ワークボーツ社を訪問。
取締役のラウリ・ベトレム氏と、プロジェクト・マネージャーのエリク・アレクセイエフ氏の出迎えを受けました。
訪問は、会議室での同社の製品に関するブリーフィングで開始。
ノイズを押さえ加速をスムーズに行うことで、乗組員の快適さを極限まで追求するというデザイン・コンセプトは、大使にとって極めて魅力的でした。
さらにデザインからアフターサービスまで自社のみで行うこと、PRはせず公開入札への参加のみで販路を開拓して来たこと、なども大使にとって印象的でした。
島の将来について、ベトレム氏は「伝統のみではダメだ」と語ります。
「成長を続ける我がバルティック・ワークボーツ社にあこがれ、『船』が島の若者のチャレンジの場となりつつある」という同氏のお話は、大使にとってサーレマー島の将来に大きな期待を抱かせるものでした!
ブリーフィングに引き続き、社内の各部署と造船所の視察が行われました。
ほぼ艤装が完了し出荷を待つばかりとなった、ハイテク装備で軽量のアルミ製船舶は、エストニアらしさを感じさせるもので大使を喜ばせました!

最後に出荷を待つ船舶の前で記念写真の撮影があり、訪問は和やかな雰囲気で終了しました。
造船所の隅々まで貴重な時間を割いて案内して下さったベトレム氏と、アレクセイエフ氏に心より感謝です!