北岡大使、リーメッツ外相にお別れの挨拶

令和3年10月26日
リーメッツ外務大臣への離任挨拶
両国関係促進を称える勲章の受章
10月26日、北岡大使はエストニア外務省を訪問し、外務大臣のエヴァ・マリア・リーメッツ女史に離任の挨拶を行いました。
外務省政務局でアジア・太平洋を担当するマティ・ムルド参事官の案内で大使が通された大会議室は、着任後間もない頃北岡大使が、当時外務次官を務めておられたライネル・サクス氏と「これで両国間の交流がさらに深まるね」などと言いながらワーキング・ホリデー・ヴィザの口上書を交換した思い出の場所です。
 そしてリーメッツ外相が入室。
外相と大使は、2018年の安倍首相のエストニア訪問、昨年2月のラタス首相の日本訪問、そして本年7月の茂木外相のエストニア訪問などを振り返りつつ、このような要人の往来を、今後も継続することの重要性を確認。
そのために、是非リーメッツ外相の訪日を実現すべく努力することで合意しました。
外相からは「訪日が実現した暁には、是非ビジネス代表団を同行させたい」との発言があり、大使は「それは素晴らしい考えである。ラタス首相も最大級のビジネス代表団を同行させ、両国間のビジネス関係が促進された。外相も同じことをなされれば、同様の効果が期待出来るだろう」と応じました。
さらに外相よりは、北岡大使の在任中に、経済のみならず、サイバーセキュリティ、ハイテク、文化などあらゆる面で、両国関係が促進されたことに対する謝意の表明がありました。
最後に外相より大使に、両国関係を促進したことに対する表彰状と勲章の授与、そして外相と大使の名前が刻まれた、大使の大好きなタリン旧市街のエッチングとエストニアのファンタジー・ノベル「蛇の言葉を話した男」(日本語訳)の贈呈があり、記念写真の撮影で、大使の外相へのお別れは和やかな雰囲気で終了。
2年1か月は大使にとってあまりに短い任期で、コロナ禍による制約で一層短く感じられますが、その間外相をはじめとする外務省が、他の省庁としっかりと協力しつつ、本当に良く大使をサポートして下さいました。
この場で深甚な謝意を表明させて頂きます!
「いつまでもエストニアの友人でいよう」と思わせてくれた外務省を、大使は多くの素晴らしく、エキサイティングな思い出とともに後にしました。