北岡大使、南部エストニアの中心都市タルトゥに11度目の(最後の)公式訪問 (その1:「サイバーバトル・オブ・エストニア 2021」を視察)

2021/10/30
コンピューター博物館の視察
デジタル国家の基礎となったコンピューター
10月30日、北岡大使は、南部エストニアの中心都市、タルトゥに11度目の(最後の)公式訪問を実施しました。
これは前外務次官で、現在「サイベクサー・テクノロジーズ(CybExer Technologies)」社の理事を務めるライネル・サクス氏の招待によるもので、同社が提携する「CTF TECH」社が主催する「サイバーバトル・オブ・エストニア 2021」の視察が目的です。
これは15歳から21歳までの若者を対象にして、主催者側が用意したハッカー集団が架空のサイバー空間で仕掛ける攻撃に、若者がチーム単位で対抗し、その成果を競い合うというものです。
これまで各都市での戦いを勝ち抜いたチームによる決勝戦が、この日タルトゥ大学の体育館で午前、午後の8時間にわたり開催されました。
朝首都タリンを出発した大使は、正午に、まずタルトゥ市内のレストランで、サクス氏がホストするランチに出席。
同氏や、サイベクサーのチェコ事務所長を務めるルシー・カドレコヴァ女史よりサイバーセキュリティや、現在プロジェクトが進行中の「タリン・マニュアル3.0」などに関する貴重なお話を伺いました。
その後はタルトゥ大学のコンピューター博物館を見学。
デジタル国家エストニア建設の立役者の一人であったマルト・ラール首相(当時)が使用されていたコンピューターなどが展示されており、大使にとってはデジタル国家の基礎となったコンピューターがいかに変遷し、エストニア社会に浸透して行ったかを学ぶ貴重な機会になりました。
その後はタルトゥ大学の体育館に移動して、いよいよサイバー攻撃に対抗する若者の熱気に溢れる「戦場」を視察。
終了時間となる午後4時15分が近付くと、正面の電光掲示板でカウンドダウンが始まり、会場内の熱気がさらに高まります!
最終的に第一位の栄冠に輝いたチームがタリンの「フォークボム」、第二位が、これもタリンの「モーミン・トロールズ」そして第三位がタルトゥの「RMヒンツ」という結果になり、来訪されたカリス大統領が三つのチームを表彰しました。
まさに国を挙げてサイバー空間を重視するエストニアを感じることが出来て、今回の訪問は、大使にとって大変貴重な機会となりました。
招待して下さったサクス氏に心より感謝です!
 
サイバーバトル・オブ・エストニア 2021
カリス大統領による表彰