北岡大使、南部の文化都市、ヴィリヤンディに5度目の公式訪問 (その1: 市長との会談)

令和3年10月6日
ゲストブックへの署名
コンダスの絵画に因んだ大きなイチゴのオブジェ
10月6日、北岡大使は、南部エストニアにあって、文化都市として有名なヴィリャンディに5度目の公式訪問を行いました。
大使館で経済を担当する重成書記官が同行。
 
早朝首都タリンを出発した大使は、2時間20分かけてヴィリヤンディの市庁舎に到着。
国際関係を担当するマリ・モーラッツ女史の出迎えを受け、ゲストブックへの署名を済ませたのち、市長のオフィスに案内されました。
市長のマディス・ティンプソン氏との会談は、同氏によるパワーポイントのプレゼンテーションで開始。
エストニアの都市としては6番目の大きさの人口を有し、教育と文化に力を入れている同市には、現在エストニアで数が増えつつある国営ギムナジウムの第一号があります。
そもそも国営ギムナジウムというのは、ヴィリヤンディ市が考案してエストニア政府に提案し実現した、という貴重なエピソードが紹介されました。
さらに絵画の「素朴派(Naïve Art)」の巨匠、パウル・コンダスは、ここヴィリャンディ市で数多くの傑作を生み出しました(大使はこの会談後に、コンダスの絵画に因んだ大きなイチゴのオブジェを見学)。
タルトゥ大学の文化アカデミーを擁し伝統を大切にしつつ、さらにスパホテル建設、フットボールホールの建設など、新たな都市づくりを積極的に推進するヴィリヤンディ市の姿は、大使に感銘を与えました!
さらに会談では、既に海外の9つの都市と姉妹提携を結んでいる同市と日本の都市との交流の可能性や、日本とのビジネスの観点から有望な地元企業の発掘などにつき話し合いが行われました。
会談は、記念写真の撮影により和やかな雰囲気で終了。
大使より、地方選挙(10月17日)が迫り御多忙な中、貴重なお時間を割いて下さったティンプソン市長に、心より感謝です!
 

市長との記念写真