北岡大使、南部エストニアの中心都市タルトゥに10度目の公式訪問 (その1: ヤーン・ポスカ・ギムナジウムでの講演)

2021/10/13
講演に参加してくれた生徒さん達と
日本語を学ぶ生徒さん達との意見交換
10月13日から14日にかけて、北岡大使は、南部エストニアの中心都市、タルトゥに10度目の公式訪問を実施しました。
大使館で広報・文化を担当する伊藤書記官が同行。
 
正午過ぎに首都タリンを出発した大使は、2時間15分車で南下してタルトゥ市の最初の訪問先であるヤーン・ポスカ・ギムナジウムに到着。
その建物は、エストニアにとって最も重要な歴史的建造物の一つです。
1920年2月2日、2年間の苦しい独立戦争の末エストニアの独立を確定させたタルトゥ平和条約は、ソ連との間で、まさにここで署名されたのです。
エストニア側の署名者がヤーン・ポスカであったために、ギムナジウムは彼の名前を冠しています。
この名門校における講演は、2年前の着任以来の大使の念願でしたが、それがこのたびようやく叶ったことになります!
大使は学校の玄関で校長のマリ・ロースティク女史の出迎えを受け、早速生徒さんが着席して待つ講堂に案内されて、パワーポイントを使った日本紹介の講演「日本、とてもミステリアスな島国」を行いました。
大使は講演で「日本はホモジニアスな国だというイメージがあるが、山河で分断されている国土の故に、実は多様性に富んでいる。日本に行く機会があったら、出来る限り多くの場所を訪れて、多様性を実感して欲しい」と述べました。
さらに大使は、日本が人口の減少に悩んでいること、経済が不振であること、それらの問題を解決するためにデジタル化がますます重要になっているので、これから「デジタル最先進国」エストニアから多くを学ばなければならないこと、などを語りました。
大使は生徒さん達が大変熱心に聴講して下さったこと、そして、しっかりした英語で良い質問が出たことに感銘を受けました!
講演の後大使は、ロースティク校長により、実際にタルトゥ平和条約が署名された部屋に案内されました。
壁にはエストニア側とソ連側の代表団が、平和条約交渉のために、まさにこの部屋で着席しているモノクロームの写真が掲げられており、大使はエストニアの歴史の最も重要な一コマの一つとなった瞬間を偲びました。
その後大使は日本語を学んでいる生徒さん、そしてタルトゥ大学に加えてここでも日本語を教授されている宮野恵理先生と懇談。
生徒さんは一人ずつ大使に、どうして日本に興味を持つようになったかについて熱心に語って下さり、大使を喜ばせました!
コロナ禍で大使の講演をアレンジして下さったロースティク校長以下の学校の関係者の皆さんと、聴講して下さった全ての生徒さんに心より感謝です!