エストニア政治・経済月間情報
2015年12月のエストニア月間情勢
ポイント
- 日・エストニア関係では,7~8日,第2回日エストニア・サイバー協議が東京で開催された。
- 内政面では,イルヴェス大統領とラトビア国防省職員イエヴァ・クプチェ氏が11月に婚約,1月に結婚との報道あり。
本文
1 内政・国内経済
- 2日,電子居住権プロジェクト1周年。これまでに7,000人以上が参加登録。
- 7日,有力政治家ランキング(パエヴァレフト紙):1位ラウリスティン欧州議員(社民党),2位オシノフスキー保健労働相(社民党),3位ロイヴァス首相(改革党)。
- 7日,イルヴェス大統領が11月中旬にラトビア国防省職員と婚約を発表。
- 9日,国会,2016年国家予算案を採択(賛成58票,反対40票)。前年比+4.2%の89億ユーロ。
- 9日,中銀成長率予測:2015年+1.2%,16年+2.2%,17年+3.1%。
- 10日,共同生活法,施行法なしに1月1日に発効へ。保守人民党と自由党が施行法案修正案300件以上を提出したため,年内可決が不可能に。
- 11日,エストニアで開発されたローミングサービスTravel SIM,日本進出との報道。
- 11日,朝日放送,Results On Air社(CM分析)に投資。
- 11日,エースティ・エネルギア社(国有エネルギー),来年ナルヴァ・オイルシェール採掘場で150人を解雇する旨発表。エネルギー価格低迷が理由。
- 11日,最高裁,セリ・エストニア・オリンピック委員会会長に汚職事件で有罪判決。国有企業会長として,オリンピック委員会への献金25万ユーロを決めた投票に参加。
- 11日,12月政党支持率世論調査(Turu-uuringute社調査):中央党25%,改革党20%,社民党14%,自由党13%,保守人民党10%,祖国共和同盟7%。
- 11日~2月28日,池田亮司氏個展「Supersymmetry」(於:国立美術館)。
- 15日,国連人間開発指数:1位ノルウェー,20位日本,30位エストニア。
- 15日,政府,2020年までのEヘルス戦略を承認。遠隔医療が方向性の1つ。
- 19日,カリユランド外相,大統領候補に関する世論調査で一番人気。支持率20%。
- 23日,イルヴェス大統領とラトビア国防省職員イエヴァ・クプチェ氏が1月2日に結婚するとの報道。
- 29日,ハルユ地方裁判所がエストニアン・エアー社(国営航空)の倒産を正式に発表。
2 外交・その他対外関係
- 1日,ヴァーラステ・エストニア・日本協会会長,天皇誕生日祝賀レセプションで旭日中綬章伝達。
- 1~2日,カリユランド外相,NATO外相会合に出席(於:ブリュッセル)。
- 3~4日,カリユランド外相,OSCE外相会合に出席(於:ベオグラード)。
- 4日,エストニア国防省,フランスの要請を受けて,マリへ司令部士官2人を派遣する旨発表。EU,国連ミッション併せてマリへ計20人の派遣に。
- 7~8日,第2回日エストニア・サイバー協議(於:東京)。コトカ経済通信省次官補他が訪日。
- 7~8日,ポメランツ環境相,国連気候変動会議(COP21)に出席(於:パリ)。
- 8日,クルーセ地域問題担当相,訪中。
- 10日,シーヤールトー・ハンガリー外相,エストニア訪問。カリユランド外相,ロイヴァス首相,国会外務委員会と会談。
- 14日,ロイヴァス首相,バルト閣僚理事会に出席(於:ビリニュス)。
- 15日,カリユランド外相,国連総会ハイレベル会合に出席(於:ニューヨーク),ブリンケン国務副長官及びヌーランド国務次官補と会談。
- 17日,ロシア軍用機AN-72,エストニア領空に侵入。外務省がロシア大使館に抗議。
- 17~18日,ロイヴァス首相,対露経済制裁を延長した欧州理事会臨時会合に出席(於:ブリュッセル)。
- 20~21日,イルヴェス大統領,ポーランド訪問。ドゥダ大統領と会談。
3 経済関係統計
- 第3四半期GDP(修正値):前年同期比+0.7%。
- 10月輸出:前年同月比-12%の10億ユーロ,輸入:同-13%の11億ユーロ。
- 11月消費者物価指数:前年同月比-0.2%。
※ 本ページは、エストニアの政治・経済情勢を中心に各種報道・発表を取りまとめたものですので、記載事項の信憑性まで確認したものではありません。また、在エストニア日本大使館の見解を示すものではなく、特定の団体・個人の利益を代表するものでもありません。