エストニア政治・経済月間情報
2014年8月のエストニア月間情勢
ポイント
- 経済面では,7日,三菱商事との排出権取引による電気自動車購入補助金が予算資金の終了に伴い,申請受付を終了。
- 外交面では,7日,ロシアがウクライナに関する対露制裁に対抗してEUや米国等の食品に対して禁輸措置を実施。
- 日・エストニア関係では,7~10日,自民党IT戦略特命委員会代表団(団長:平井たくや委員長)がエストニアを訪問。オシノフスキー教育科学相,ミクセル国防相他と会談。21日,日本航空が運航するタリンへの初の直行チャーター便(関西空港発)が到着。
本文
1 内政・国内経済
- 7日,三菱商事との排出権取引による電気自動車購入補助金,予算資金の終了に伴い申請受付を終了。
- 12日,パダル農務相とスリング貿易企業相,ロシアによるEU食品禁輸措置に関して食品,農業,漁業団体と協議。
- 15~16日,第2回オピニオン・フェスティバル開催(於:パイデ市)。当国オピニオン・リーダーが国内外の様々な情勢について議論するイベント。
- 20日,エストニア独立回復記念日。
- 24日,8月の政党支持率(Emor社):政党名回答者のうち改革党29%、社民党26%、中央党25%、祖国共和同盟15%。
- 24日,ソ連による併合に抗議した「バルトの人間の鎖」25周年。
- 28日,タリン映画祭,国際映画製作者連盟(FIAPF)の指定する長編映画祭の一つに認定。
- 29日,欧州委,独E.ON Ruhrgas International社保有のエストニア・エースティ・ガース社(ガス)株式のフィンランドFortum社による取得を承認。Fortum社は51%保有へ。
2 外交・その他対外関係
- 4日,Al Sunaidyオマーン貿易産業相,エストニア訪問。ロイヴァス首相やスリング貿易企業相と会談。
- 6日,エストニア外務省,ガザ地区の児童支援のためUNICEFに7万ユーロ拠出。
- 7日,ロシア,ウクライナに関する対露制裁への報復としてEUや米国等の食品に対して禁輸措置を実施。
- 7~10日,自民党IT戦略特命委員会代表団(団長:平井たくや委員長),エストニア訪問。オシノフスキー教育科学相,ミクセル国防相他と,IT教育,サイバーセキュリティ等に関して会談。
- 13日,アフガニスタン議員団,エストニア訪問。国家情報システム庁を視察。
- 13日,ロシア軍用機,エストニア領空を侵犯。
- 14日,米第1騎兵師団第1旅団600人,10月からバルト三国及びポーランドに駐留との報道。
- 15日,パエト外務大臣,EU閣僚理事会に出席(於:ブリュッセル)。
- 18~19日,ネストル国会議長,NB8議長会合に出席(於:リトアニア)。トゥルチーノフ・ウクライナ最高会議議長とも会談。
- 19日,パエト外務大臣,ブラジル訪問。駐ブラジル・エストニア大使館を開設し,フィゲイレド外務大臣と会談。
- 21日,ロシア当局,ロシア国内からのエストニアのdelfi.ee(ポータルサイト)へのアクセスを制限。
- 21日,日本航空が運航するタリンへの初の直行チャーター便(関西空港発)が到着。
- 25日,ブルカルテール・スイス大統領兼外相,エストニア訪問。ロイヴァス首相やパエト外相と会談。
- 28日,エストニア歩兵部隊,中央アフリカ共和国ミッションから帰還。首相や国防相が出迎え。
- 28日,エストニア,EU外相会合の指針に基づき,イスラム武装勢力と戦うイラクのクルディスタン地域にソ連製機関銃用の銃弾100万点を供与。
- 29日,ドイツ空軍が,アマリ空軍基地におけるNATOバルト領空監視ミッションをデンマーク空軍から引き継ぎ。
- 29~30日,パエト外相,EU外相会合に出席(於:ミラノ)。
- 31日,エストニアからのソ連軍引き揚げ20周年。
- 31日,エストニア外務省,エボラ対策のためWHOに5万ユーロ拠出。
3 経済関係統計
- 第2四半期GDP(速報値):前年同期比+2.2%。
- 6月輸出:前年同月比+1%,輸入:同-1%。
- 第2四半期失業率:6.9%。
- 第2四半期平均賃金:前年同期比+4.8%の1,023ユーロ。
- 7月消費者物価指数:前年同月比-0.4%。
- 食品価格(経済研究所):2004年5月~2014年5月に58%上昇。EUでは+27%。
※ 本ページは、エストニアの政治・経済情勢を中心に各種報道・発表を取りまとめたものですので、記載事項の信憑性まで確認したものではありません。また、在エストニア日本大使館の見解を示すものではなく、特定の団体・個人の利益を代表するものでもありません。