エストニア政治・経済月間情報
2013年2月のエストニア月間情勢
内政・経済
1.内政
- 7日,テデル行政監察官,脳卒中で入院。
- 21日,国会外交政策審議。パエト外相らが演説。
- 22日,2月政党支持率(TNS Emor):政党名回答者のうち中央党26%,社民党26%,改革党23%,祖国共和同盟17%。支持政党なし32%。
- 27日,イルヴェス大統領,会計検査院院長候補としてカリス・タルトゥ大学前学長を国会に提示。
2. 経済
- 5日,政府電気自動車プログラム,6月にレンタカー事業を開始との報道。
- 7日,1月電気料金,電力市場自由化の影響で前年同月比約+23.6%上昇。
- 15~17日,観光展Tourest(於:タリン)。パルツ経済通信相も視察。
- 20日,エストニアとフィンランドのガス会社,EU資金による地域LNGターミナルの立地はフィンランド・インコー市が最適である旨両国政府に通知したとの報道。
- 20日,電気自動車の急速充電網,環境大臣ら出席のもと開設式。
- 21日,Intel Capial社とGreycroft社(ベンチャーキャピタル),エストニアFortumo社(携帯電話による決済サービス)に1,000万ユーロ出資。
- 28日,UniCredit Bank銀行のラウル氏,エンタープライズエストニア(経済通信省傘下の企業支援,貿易・投資促進,観光振興等を行う組織)CEOに任命。
【経済関係統計】
- 2012年GDP(速報値):前年比+3.2%。第4四半期:前年同期比+3.7%。
- 2012年輸出:前年比+4%の126億ユーロ,輸入:同+9%の138億ユーロ。12月輸出:前年同月比-5%の9億ユーロ,輸入:同+9%の11億ユーロ。
- 1月消費者物価:前年同月比+3.4%。商品+2.9%,サービス+4.4%。
- 2012年歳入:当初見込みの103.4%相当の64億ユーロ,歳出:同96%相当の64億7,000万ユーロ。
- 2012年失業率:10.2%(過去4年間で最低)。第4四半期:9.3%。
- 2012年第4四半期平均賃金:前年同期比+5.9%の916ユーロ。
- 2012年不動産取引額:前年比+13%の17億ユーロ。 ・2012年ホテル宿泊者数:前年比+4%の280万人。
- 2011年労働時間:OECD加盟国平均1,776時間,エストニア1,924時間。
- 2012年Tallinna Sadam社(国有港湾)売上:前年比-10%の8,860万ユーロ,利益:同-0.7%の3,280万ユーロ。
外交・対外関係
1.EU
- 7~8日,アンシプ首相,中期予算案(2014~20年)で合意した欧州理事会会合に出席(於:ブリュッセル)。エストニアに58億9,000万ユーロ配分。
- 26日,ファン=ロンパイ欧州理事会議長,エストニア訪問。首相,議長と会合。
- 27日,パエト外相,EU・NATO外相会合に出席(於:ローマ)。
2.NATO,PKO等
- 21~22日,レインサル国防相,NATO国防相会合に出席(於:ブリュッセル)。
3.北欧・バルト三国
- 13日,リトアニア議員団,エストニア訪問。エルグマ議長,イルヴェス大統領,アンシプ首相と会合し,NATOサイバー防衛センターを視察。
- 20日,パエト外相,北欧・バルト・ヴィシェグラード外相会合に出席(於:ポーランド)。
- 22日,アンシプ首相,ラトビア訪問。ユーロ導入関連会議に出席し,首相と会合。
- 28日,アンシプ首相,英・バルト・北欧首脳会合に出席(於:リガ)。
4. ロシア関係
- 6日,アンシプ首相,4月に首相として初の訪露との報道。メドベージェフ首相の招待で環境保護会議(サンクトペテルブルク)に出席予定。
5. その他対外関係
- 1月28日~2月4日,カブール大学関係者,開発援助プロジェクトの枠組みでエストニア訪問。IT学部修士課程カリキュラム準備のためタリン大学で研修。
- 1~3日,イルヴェス大統領、外交・安全保障に関するミュンヘン会議に出席。
- 4~7日,エルグマ議長,訪韓。首相,外相と会合し,Samsung社工場を視察。
- 5日,パエト外相,訪英。ヘーグ外相と会合。
- 11~14日,パエト外相,インド及びスリランカ訪問。在インド大使館を開設。
- 12日,パエト外相,北朝鮮による核実験を非難。
- 26日,パエト外相,国連人権理事会ハイレベル会合に出席(於:ジュネーブ)。
- 27日,パエト外相,欧州・アジア間の鉄道輸送や鉄道関連法の国際的な統一に関する国連欧州経済委員会宣言に署名(於:ジュネーブ)。
その他(一般時事,社会,犯罪等)
- 4日,ハープサル市近くで2006年以来の地震(マグニチュード1.0)。
- 6日,イルヴェス大統領,クリントン国務長官ら99人への国家勲章授与を決定。
- 24日,独立95周年記念日。軍事パレードや大統領レセプション開催。
※ 本ページは、エストニアの政治・経済情勢を中心に各種報道・発表を取りまとめたものですので、記載事項の信憑性まで確認したものではありません。また、在エストニア日本大使館の見解を示すものではなく、特定の団体・個人の利益を代表するものでもありません。